2014年1月31日金曜日

建築中の住宅検査のポイントと第三者の立場

アネストのサービスのなかに建築中の検査サービスである「住宅あんしん工程検査」というものがあります。設計図書の通りに建築しているか、施工精度・品質に問題がないか、手抜き工事がないかを第三者の立場で検査をするサービスです。通常は着工前にお申込み頂くのですが、工事の途中からでもお受けできます。

このサービスを検討されている方から、「どのタイミングでの検査が重要でしょうか?」と相談をお受けすることがよくあります。重要なポイントに絞って検査を依頼したいという方ですね。

木造住宅の住宅あんしん工程検査では、検査回数を6回・8回・11回と3つのコースを設けておりますが、ご要望に応じて7回や10回などの検査回数にアレンジすることもできます。そして、5回以下にして検査費用を抑えたいという方もいらっしゃいまして、前述のようなご相談を頂く次第です。

検査のタイミングの詳細は、住宅あんしん工程検査(建築中の検査)の住宅あんしん工程検査のコース比較表(木造)の欄を見て頂くとしまして、このどれが重要でどれが重要でないかと仕分けるのはなかなか難しいです。正直に思うところをお話するならば全て重要だからです。

とはいえ、皆さんのご予算もあり絞らざるを得ないこともあります。たとえば、以下の条件の住宅であればこのような提案になります。

●条件
構造・階数:木造2階建て(在来工法)
延床面積:100平米
希望の検査回数:4回

●ご提案
1回目:基礎配筋検査(底盤)
2回目:基礎コンクリートの仕上り・土台敷き
3回目:構造躯体(柱・梁・筋交い・金物等)
4回目:竣工検査(内覧会立会い・同行サービスと同等)

構造部分に絞った検査コースですね。これでは少々、不足の感じですが止むをえません。もちろん、これは一例です。実際には、工程やプラン、またお客様のご要望もお伺いして組み立てます。

同様のご相談のなかで、「売主(またはハウスメーカー等)が自社でも検査するようなので、重複するところ以外の検査をお願いできませんか?」「瑕疵保険(または性能評価)の検査と重複するところ以外の検査をお願いできませんか?」といった類のものもあります。

はっきり申しますと、弊社では立場の違いからこれらの自社検査や瑕疵保険などの検査を信用して、別の工程の検査のみを行うことはしたくありません。なぜならば、これらの検査が残念ながら適切に機能していない現場を数多く見てきており、アネストとしては信用し辛いからです。

「瑕疵保険や性能評価などは第三者の検査機関による検査だから・・・」と売主やメーカー、施工会社から説明を受けて信用されている方も少なくありませんが、実際にはハウスメーカーなどが出資している検査機関であったり、出資がなくとも継続的な取引のある(つまり営利上の利害関係のある)関係であったりするため、本当の第三者とは言えないことが多いです。

第三者、もっといえば買主の立場で検査に入るには、買主が直接に検査費用の負担をして自らが検査を入れないと利害関係を払しょくするのは難しいでしょう。繰り返しになりますが、実際に自社検査や瑕疵保険などの検査で施工不良・不具合がなくなっていない現実が物語っていると言えます。

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