2013年9月22日日曜日

住宅の請負契約は9月末が期限?消費税の増税前の駆け込みに注意

ハウスメーカーの担当者から
「消費税が5%なのは9月末までに請負契約をした方です。」
「10月以降の請負契約は消費税が8%に増税されるので契約でも先に、、、」
などと説明され、焦って契約をしていまい、のちに後悔される方が増えそうです。

焦って契約される方の多くは、建物の仕様・プランについて十分に打合せもせず、未確認事項が多い状況で契約しようとしている方ではないでしょうか。想定外の追加請求などで、消費税の増税分を簡単に上回るような負担を強いられる方も少なくないだろうことが容易に想像できます。

確かに、注文住宅で家を建てようとする方にとって、今年9月末(今月末!)までに請負契約をしておかなければ、消費税が8%になってしまいます。延床面積30坪(約100平米)で工事単価が60万円/坪であれば総額が1,800万円ですから、3%の増税分は54万円となります。

大手ハウスメーカーであれば、坪単価が80万円ということもありますので、同じ大きさであれば、総額が2,400万円で増税分は72万円となります。これは大きな負担ですよね。

その説明を営業マンから受ければ、誰もがついつい焦ってしまうものかもしれません。

ところで、今年の10月以降に請負契約をしたものすべてが消費税の増税に該当するかといえばそうではありません。消費税の増税はあくまで2014年4月からですから、2014年3月までに完成し引渡しを受ければ増税前の消費税となります。

来年3月までの完成・引渡しを見込んでいるのであれば、10月以降の請負契約であっても良いわけです。このケースの場合で来年3月に起こりうるトラブルもまた容易に想像できてしまいます。

予定が遅れて完成が3月末に間に合わないと消費税の負担が数十万円もかわってしまいます。施主(消費者)の都合により遅れたのであれば、消費者が負担するのも無理はありませんが、ハウスメーカー(工務店など)の責任となることで工事が遅延した場合はメーカー側に負担してもらいたいものですよね。この辺は契約時に確認しておきましょう。

実際には、消費税の増税を理由に突貫工事で建物を仕上げてしまい、施工不良が増えるのではないと考えられます。ただでさえ毎年、無理な工事が多く施工不良物件が目立つ3月ですが、2014年3月の完成物件は例年以上に要注意だと言えるでしょう。

来年3月はアネストの内覧会立会いサービス(第三者の竣工検査)も忙しくなるのかなと予想しています。

おそらく、
「増税になってしまってもいいのですか?未完成でも引き渡しを受けて代金を支払ってください!」
と無茶を仰るハウスメーカーが多いことでしょう。

結局、犠牲になるのは消費者でいいのか、、、と思いませんか?
そんなことにならないように、ゆとりある家づくりの計画を立ててほしいものです。

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