2013年8月6日火曜日

住宅診断・検査の意外な効用

アネストではサービスを実行している現場が多いこともあるとは思いますが、毎日のようにお客様から「依頼してよかった」「丁寧に診てもらって安心できます」などとお礼やお褒めの言葉を頂戴することができ、サービスを提供する私たちとしても本当に嬉しい限りです。

メールで簡単に連絡をとれるということもあるとは思いますが、そんなお声を頂けている確率はなかなか高いものだと感じています。

住宅診断はいろいろなことでお役に立てておりますが、なかには予期していなかったことに役立てていることもあり、お客様からのお話などでそういったこともわかります。

例えば、新築住宅で着工時から複数回の検査(住宅あんしん工程検査)のご依頼を頂きまして、その工事の途中で建築業者が倒産したことがありました。建設業界では倒産が多いので、稀にこういったケースに遭遇することがあります。

この場合、当然ながら検査対象の住宅の工事はストップします。お客様は大変です。

建築業者との請負契約を解約しても、倒産ですから支払い済みの金銭を返金してもらえる可能性は非常に低いです。かといって、倒産しているので「完成までしっかり工事してほしい」と言っても無理です。

この場合、建築業者の社長さんが人間的には良い人であっても、その会社の信用はなくなっていますので下請け業者は動きません。そもそもこういった倒産のケースでは、下請け業者に工事代金が支払われていないことが多いです。つまり、下請け業者も被害者なのですね。

今までの経験上では、その工事を引き継いでくれる別の建築業者を探して完成してもらうのが良いかと考えていますが、倒産した業者の残りの工事を気持ちよく引き受けてくれる会社は多くありません。

そんな時にアネストが途中まで住宅検査していたことがプラスに働いたことがあります。第三者の住宅検査機関が検査をしており、その検査報告書も写真付きでしっかりしたものがあるので、それならば引き継ぎましょう、と言い対応して頂けたのです。

当社としてはこのような効用があるとは考えておりませんでしたので驚きでしたが、工事を引き継ぐ建築業者にとっては引き継ぎ以前の工事の内容がわかるかどうかは大事なことですよね。第三者検査の安心感がそんなところでも役立ったようです。

サービスを提供する側が気づいていない価値があるのは、どんな業務にもあることで、異業種のサービスなどを見ていると気づいても自分のこととなりますと案外気づかないものです。他にもどんな価値や意義があるのか意識する気持ちを普段から頭の片隅においておきたいと思います。

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