2013年5月28日火曜日

住宅購入で失敗と後悔の事例:友人に家を建ててもらったら

10年以上も住宅購入関連の相談業務、住宅診断・検査業務を行っておりますと、いろいろなお客様から、住宅購入に関する失敗談をお聞きします。「こんなことがあって後悔しています」というお話ですね。

その1つに意外と多いのが、「友人だから大丈夫だと思って任せたら失敗した」といお話です。多いと言いましても、さすがに毎月のように伺うというほど多いわけではありませんが。

たとえば、以下は実際にあった事例です。

・友人が勤めるハウスメーカーで住宅を新築しようと考えて、請負契約を結んだ。
・友人が営業担当なので、何度も何度も納得いくまで打合せに対応してもらい、納得いくプランになった。
・施工は友人がするわけではないので問題ないか心配だったが、友人の説明では、○○○社に第三者検査を委託していて、そこはいつも丁寧に細かく見ているので大丈夫とのことだった。

そして、実際に着工してみると、、、基礎の配筋工事の際に配筋の下にゴミがあったり、配筋の間隔が場所によって違ったので心配になったりで心配になったため、友人に話すと「大丈夫だろう」と言われたそうです。

さらに工事が進んでアンカーボルトが傾いているのを見たときに心配が大きくなったそうで、遂に自ら第三者検査機関(当社ではありません)に検査を依頼して見てもらうと施工品質が低いという結果が出たそうです。

その友人が話していた第三者検査は、実際には友人の勤める会社が出資している会社で、本当に第三者と言えるか一般的な感覚では疑問がある検査機関でした(ハウスメーカーではよくあることですが)。

友人は決して虚偽の説明をしようとしたわけではなく、本当にそれで大丈夫だと思っていたわけですが、実際には大丈夫ではなかったわけです。

結局、その後の工程での第三者検査としてアネストのサービスを利用して頂いた(何故か当初の検査機関さんはメーカーに拒否されたそうです)のですが、完成まで指摘と補修を繰り返しながら進んでいきました。

事実を知らないために、悪意なく誤った説明で住宅購入者を導いてしまう営業担当者がいますが、これは友人であってもありうることです。

他のケースでは、「友人だけにおかしいと思っても、その後の関係が心配で言いにくいので、こっそり検査に来てほしい」という相談もございました。

友人に家を建ててもらうことを否定するつもりは全くありませんが、何かあったときにはっきりと物事を主張できる関係でないのであれば、慎重に検討した方が良いかもしれません。

よろしければ、以下の私のコラムも参考にしてください。

住宅購入で失敗・後悔しないために、しっかり迷うこと
不動産会社が不動産のプロ、建築会社が建築のプロとは限らない

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