2013年3月8日金曜日

第三者+住宅検査=安心 だったはず、、、


住宅の検査・診断(ホームインスペクション)を依頼する方の目的の1つは、「安心を得るため」です。これが目的の大半を占めていることと思います。

建築中の検査であっても、完成物件であっても中古住宅であっても、「安心を得るため」が主目的になっていることが多いです。もちろん、他の目的をお持ちの方もいらっしゃいますが。

そして、安心を得るためには、「第三者機関」による住宅検査・診断(ホームインスペクション)が重要だと考えられてきました。しかし、最近では第三者ではない立場の方による住宅検査・診断(ホームインスペクション)サービスが増えています。

たとえば、不動産会社やその関連会社、もしくはその提携会社によるサービスです。

ある方が「第三者に住宅検査してもらおうと考えています」と不動産仲介業者にお話しされますと、その不動産仲介業者は「それならば、当社でもやっていますよ」もしくは「提携会社があるので紹介しますよ」と仰ることが増えてきました。

なかには、はじめから住宅検査・診断(ホームインスペクション)を自社などで行うことをアピールして営業していることもあり、今後は益々増えていきそうです。

そして、これらの場合、そのサービス料金が無料や格安であることが多いです。

住宅検査・診断(ホームインスペクション)を利用される方は、少し冷静に考えて欲しいと思います。不動産仲介業者の目的は「売ること」です。そして、住宅検査・診断(ホームインスペクション)は同じ症状を見つけても、その伝え方・ニュアンス次第で消費者の意思をある程度、コントロールできてしまうものです。

売りたい会社やその会社から仕事をもらっている検査会社に、本当に消費者目線の対応ができるでしょうか?

住宅検査・診断(ホームインスペクション)に最も大切なことは、間違いなく「第三者性」だと私は考えております。日本にようやく住宅検査・診断(ホームインスペクション)が根付きつつありますが、この仕事を始めて以来、ずっと懸念していた住宅検査・診断(ホームインスペクション)の誤った利用の仕方へと進んでいく今の状況を非常に危惧しています。

住宅検査・診断(ホームインスペクション)は、本来、住宅購入者や住宅所有者の皆様が、適切に購入判断や維持管理の判断をしていくために利用されるべきものだと考えています。しかし、今、売り手が住宅を売るためやリフォーム業者が不要なリフォームを受注するためのツールとして利用する方向へと向かっています。

利用される皆様には、本来の姿を考えてご判断いただきたいと思います。

住宅検査には、「第三者」というキーワードがプラスされてこそ、本当の安心が得られるものだと思います。

ちなみに、不動産仲介業者なども「第三者」だと仰ることもあるのですが、売ることが目的ですからねぇ、、、


こちらもご参考に、、、
住宅検査・診断(ホームインスペクション)の第三者機関

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